10月初旬のこと、心のふるさと奈良へ出かけました。
小学生のころから、万葉集が大好きな渋い子供だったので、
奈良・飛鳥へはでかけないと禁断症状が出るのです。
ご一緒したメンバーはいつもの旅友、美恵子さんと平野さん。
まずは、美恵子さんのリクエストの高松塚古墳をめざして、
飛鳥についたわたしたちは、レンタサイクルで飛鳥をかけまわります。
美恵子さんと、意味もなく、先頭争いをするわたくし。
高松塚古墳は、お帽子のような形をしていてかわいい💛。
この古墳の中のお部屋に、
天体や白虎・青龍などの四神獣がえがかれた壁画が見つかったのでしたね。
こちらの古墳は、明日香村がよくいえる小高い丘の上にありました。
奈良は、いつものようにのどかで、日本のふるさとのような風景が広がっていました。
そして、そのまま石舞台へ。
飛鳥には、巨石文化も残っています。
その後、橘寺、飛鳥寺と自転車をたのしくサイクリング。
美恵子さんは、かっとばしていました。(笑)
サイクリングが楽しくて仕方ない・・・。
飛鳥のしっとりした街並みがっ自転車目線で楽しみます。
その後、私の希望で、甘樫丘へ登り。
甘樫丘は、飛鳥時代に蘇我氏の邸宅があったところです。
大化の改新で蘇我入鹿が中大兄皇子らにころされたとき、
父の蝦夷はこの甘樫丘の邸宅で自害したとのころ。
この丘から見える自然と景色とが飛鳥時代と私をつないでくれると感じます。
蘇我氏は特に好きでもないけれど、
この丘に登る途中に、志貴皇子の歌碑があって、
その歌をよむと、いつも切なくなります。
「采女の袖吹きかへす明日香風、都を遠見いたづらにふく」
飛鳥浄御原宮から藤原京に遷都したときに詠んだ歌だそうですから、
以前は華やかな采女の袖をそよがせる風だったのに、
首都ではなくなってしまった飛鳥にかぜがむなしくふいている・・という意味です。
この歌、いまにも通じて、わたしは共感しますし、
めをつぶるとカラフルな采女の袖が想像できます。
ほんと、飛鳥って最高。
歌に出てくる自然と歴史の跡地がしっかり残っていて、
古代の人と同じものをみて同じことを感じられると思うと、
切ないけど幸せだな・・と、いつも感じるのでした。
つづく
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