願わくば、道楽者になりたい。~世界のタイル博物館見学録~

旅 日本編

先月のこと、愛知県へ出かけました。
いろいろと用事があったのですが、合間をぬって美術館、博物館へいきました。

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まずは、
名古屋から電車に乗ってINAXが運営する世界のタイル博物館へ。

常滑市という焼き物がさかんな街にあります。

おおおおおお!!
この青いすてきな門がお出迎えしてくれました。

ウズベキスタンやトルコなど・・。
青いタイルがあると中東やシルクロード感が半端なく、
どきどきしてきましたよ。

そして、まず、最初のタイル異世界空間がこちらでした。

こちらは、5500年前のメソポタミア文明の
タイルペグ(タイルでできた杭)の空間を模したもの。
なんとも不思議な、異空間でした。

「ペグで作りだす空間があったんだ・・。
メソポタミアの人たちの趣味って変わってる・・。」
と、驚きましたよ。。

大概の美しさや、当時の文化を
古代の人たちと分かち合える私なのですが、
文化度は高いと思うけど、不思議な空間と感じました。

そこで、めげずに、次はエジプトコーナーへ。

4650年前のエジプトの門のレプリカの空間。
こちらは、素敵感を当時の人たちと共感できてよかった~。
青が美しい~。

タイルの文化は古代オリエントで発祥し、
東は中国、西はスペインあたりにまで伝播してゆきます。
(メソポタミアとエジプトあたりを古代オリエントと呼びます)
スペインのアルハンブラ宮殿のタイルも美しかったですよ。

最後には、明治時代の日本にもやってきて、
愛知県あたりで産業としてさかんになり、
今やINAXやTOTOが衛生陶器として有名です。

タイル文化は中東やイスラーム文化を中心に発達してきたので、
エキゾチックな模様のタイルがたっぷり展示されています。

中東のドーム型の天井に施してあるタイル。

タイルに描かれている精密な壁画。
ため息が出ます。

このコレクションは、
タイル研究家の山本正之氏の個人コレクションが元になっています。
シルクロードや中東の国に何度も足を運び、研究をしたそうです。
山本氏、かなりの道楽者・・。

ミニミニサイズのドーム型天井もありINAXがんばっていました。
タイルが新しすぎて、かわいさを醸し出しています。
そのあたり新鮮💛。

ね、中東感がでていますよね。
タイルって美しいですね~。

ちなみにこれがサマルカンドで見た本物のドーム天井。

やはり美しい・・・。

タイル文化の最高峰です。
中東を中心に広がるタイル文化を求めて歩いた山本氏のような道楽者なりたい。
と、タイル博物館をあとにして、心の中で願っておりました。

*****

でも、こうやって、この博物館で感じたことをふりかえると、
たぶん、わたし、今、すでに、
道楽者への道を歩いているような気がしてきました。

もう少し働いたら、大好きなお茶を飲んで、
好きなことをもっともっと学んで追体験しよう。

中東の歴史や文化だけでなく、日本の古代史だっておもしろいし、
ロマンだと感じることをおいかけていたい。
そうね、人生をかけた道楽者になりましょう。
それでこそ、生きていることに、実感があるわ。

 

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