金沢旅行④庭は小宇宙だ・・。

旅 日本編

金沢のお庭といえば、兼六園が有名です。

今回ももちろん行ってきましたよ。
はい。有名な灯篭のシーンです。
美しいですね。
兼六園は、この灯篭以外にもたくさん灯篭があって、
きのこみたいなかたちでほっこりしたものが多かったです。
たとえばこれね・・。
かさが大きいんですね・・。
兼六園ばかり、有名になっている感じを受けますが、
金沢を歩いていると、たくさんいいお庭がありました。
こちら、金沢城の中にあるお庭、玉泉院丸庭園。
加賀藩の3代当主の前田利恒が作ったそうですよ~。
実は由緒あるお庭なんです。

このお庭は最近掘り出されたもので、
明治政府になったときに、軍が埋めてしまっていたそうです。
ええーー。ひどいーー。

まあ、明治政府は富国強兵政策をとっていましたから、
かわいそうにこのお庭は軍事教練のために埋められてしまったのですね・・。
平成になって、出てきてくれてよかったわ~。
明るい感じのいいお庭ですよね・・。

そして武家屋敷のお庭。

野村家のお庭です。
おうちの中に小宇宙がある感じがしませんか?
武家文化も極まれり・・。という感じがします。
華美ではないけど、しっかりと作りこんでいる感が伝わってきました。
武家屋敷街をあるいていると、垣根から果物が見えるんです。
こうやって柿の木や無花果の木などありました。
武家屋敷では、なにかあったら自活できるように、
実のなる木を庭に植えたそうですよ。
(説明のおじさんが親切にいろいろおしえてくれました。)

そして、東野茶屋街のお庭。
お茶屋の二階のお部屋からの中庭。
ここも小宇宙ですよね・・。
二階からこのお庭を眺めていただろう女性のことを想像してしまいました。
お庭を作るには二〇年以上かかります。
木が育たないと、お庭の形が見えてこないからです。
長期間にわたって熟成させる文化なので、お金持ちの文化なんです。
金沢は町中にお庭があって、おちついた街でしたよ。
次は、武家屋敷の庭巡りをしたいなあ~と思います。

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