クラシカルハーブの会のレッスンを８月から調べながら続けています。
今回は、ドイツ編で、ドイツと言ったらヒルデガルドさんが登場します。
それはそれはご高名な、長谷川弘江先生のレッスンやご飯を食べる会に数回、
参加させていただいて、
ヒルデガルドさんについて学ぶ機会を７年程度前に得たことがあります。
その時にご教授いただき、
ヒルデガルドさんは薬草などの知識をお持ちの幻視ができる修道女様という認識を持っていました。

（こちらの絵はヒルデガルド様でございます）

ところが、今回、日本語の本しか、それもたったの５冊しか読んでませんが・・、
（たくさん本が出ていますので、ぜひお読みください。）
読めば読むほど、ヒルデガルドさんは、１２世紀のドイツで、
キリスト教を布教しながら、
結果的に、女性の地位向上のために、ものすごく頑張った人で、
書物を書き、音楽を作り、植物の利用法を記録し、宝石にも詳しく、
いろいろな分野に造詣が深い方ということが改めてわかりました。
この時代、当然存在するジェンダーギャップに挑戦して、相当尽力された方でしたよ。
キリスト教カトリックのカースト制度（ちょっとたとえが変ですが）のもと、
女性への性差別が大いにあるなかで、大活躍をしたこと、
そしてきちんと彼女の功績がローマ教皇にも認められていたこと、などを鑑みて、
この方は、２１世紀に、ジェンダー問題を今でも学ぶ我々にとっても、
尊敬する人だわ・・と、ハーブではない方面に私は相当感銘を受けてしまいました。
（本を読んで自分の意見を形成してゆく楽しさはここにありますね・・。）
実際に、１９６０年代のアメリカのウーマンリブ運動が起きた際に、
１２世紀に活躍した女性としてヒルデガルドさんが注目を浴びたそうです。