アロマティックジャーニー④胸がきゅんとなる北見のハッカ

旅 日本編

今回の北海道旅行の目的の一つ。

「北見ハッカ記念館」へ訪れました。

北見では、戦前は、ハッカの世界的産地として、
世界の7割のシェアを持つというすばらしさ。
明治時代に山形から屯田兵が入り、開拓してハッカの産地を作ったそうです。
屯田兵、がんばったな~。
北見は、地理的に、道東で、網走監獄にもちかくて、寒そうだし、
みなさまの苦労が推測できます。
偉大なる先人たちに尊敬の思いを込めていってまいりましたよ。

ピンク色のレトロなかわいい洋館がハッカ記念館。
ここ来たかったんです。
あこがれてました。
世界の7割をしめていたころは、ハッカで大金持ちになった方々が住む、
ハッカ御殿なるものがあったそうですよ。
中は、貴賓室などもあり、なかなかおしゃれでございました。
世界の7割のシェアを持っていた産業のあとをみることができ、
日本の精油の歴史の始まりはここだったのかな・・と、思いをはせました。
おしゃれな輸出缶。
今、つかったらおしゃれなんじゃないかしら?
4種類のハッカの精油とハッカ脳(メンソールクリスタル)。
左端の薄荷取卸油は、買ってきましたよ。
宝石のようなハッカ脳。
背景の洋館の中の様子も素敵でしょ。
ラベルもかわいいし、スペヤミントと書いてあったり、
輝かしい日本の産業の夕焼けをみるよう・・。
とっても、驚いたのが、この香りシリーズ。
リラ、スズラン、アカシア、ハッカ、ハマナスなどの香りセットもありました。
これ、今売ったら売れるんじゃないかな~。
ホクレン・・、いいことしてるのに、いつも少し早いと思う・・。
ああ、切ないな・・。

そして、ハッカ記念館のとなりには、
はっか蒸留館もあり、そこではクラフトを作ることができました。

ハッカの蒸留水もついてくるクラフト講座は、1100えんでございました。
たのしくくるくるまわして、ハッカのクリームをつくりました。
コロナ期ではなければ、
3000円の充実コースもあったのですが、受けられず残念。
蒸留館では、蒸留もしていて、いい香りがながれていました。
この田中式薄荷蒸留機。
ものすごく性能がよかったそうです。
この中に人が入って、ハッカを詰めるお写真が残っていました。
ハッカ油がとれてますね~。(上に浮いている黄色い部分)
このほかハッカグッズもたくさん売っていて、けっこうおもしろいです。

記念館、蒸留館の方もとても親切で、いろんな情報を教えてもらえました。
わたしが使っているキッチン蒸留にもご興味があるようでした。
それはそうですよね、日本の精油抽出の記念碑的な土地ですものね・・。

戦後は、価格競争に負けてしまうミントの収量をあげようと、
品種改良も盛んにおこなわれましたが、力及ばずだったようです。
戦争中は、ブラジルへの日本人移民がミントの産地をつくり、
そして中国でも産地が作られ、北見のハッカ産業はすたれてゆきました。(涙)

もう、ハッカ油は日本産を買って応援してゆこうと思います。
そんな北見のハッカへのオマージュ的にミントの会をしますよ~。
夏にぴったり、虫よけにも、箪笥の虫よけにも、
かゆみどめにも、いろいろつかえる役立つハッカ油を使いましょう。
スペアミントの蒸留もしてゆきますよ~。

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